◆ タカラスタンダード
耐熱性･耐水性に優れる「ホーロー製システムキッチン」が人気のメーカーです。ワークトップ･扉･キャビネット･レンジフードなど、いたるところにホーロー加工が施され、見た目も高級感があります。ハイグレードモデルの「レミュー」、スタンダードモデルの「リテラ」や「エマージュ」、リーズナブルな価格帯の「フェスカ」や「マッチ」など、製品バリエーションが豊富です。リフォーム費用は40万～70万円が目安となります。

◆ TOTO
大手衛生陶器メーカーのTOTOですが、システムキッチンも取り扱っています。見た目が美しく、デザインに定評があるため、インテリア性を重視したい方におすすめです。また、手入れがしやすく、水回り機能が充実していて、節水ができるのも特徴です。本格志向にこだわるメーカーで、現在は「ザ･クラッソ」と「ミッテ」の2シリーズのシステムキッチンのみ展開しています。古くから水回りの設備･機器を手がける企業だけあって、ユニークな水栓機器･水栓システムを採用しているなど、他メーカーのシステムキッチンには見られない特徴があります。リフォーム費用は、30万～80万円が目安です。

◆ クリナップ
日本で初めてシステムキッチンを開発した住宅設備機器メーカーで、キッチン専業のブランドです。ほとんどの製品のワークトップに高品質なステンレスを使用しているため、ステンレス製のキッチンをお考えの方におすすめです。「クリンレディ」「ステディア」「セントロ」などの主力モデルでは、キャビネット部分もステンレスで構成されています。耐熱性･耐水性･防汚性･防臭性に優れ、非常に使い勝手の良いシステムキッチンに仕上がっています。リフォーム費用は40万～100万円が目安です。

◆ LIXIL
シンプルながら意匠性の高いデザインが人気のLIXILのシステムキッチン。インテリアとの調和を重視して設計された「シエラ」シリーズが人気です。デザイン性と機能性のバランスが良く、大容量の収納スペースや排水溝の汚れを自動洗浄する「くるりん排水口」など、随所に使い勝手を向上させる仕組みが取り入れられています。他メーカーに比べてリーズナブルな価格の製品が多く、リフォーム費用も30万～50万円程度に収まるケースが多く見られます。

◆ Panasonic
家電メーカーらしい多機能かつ高性能なシステムキッチンを販売しています。使う方の立場に立った住宅設備･機器の開発に力を入れていて、主婦目線で設計された利便性を高める機能が多数搭載されています。省エネ機能が充実していて、デザインもスタイリッシュなのもがあります。設置する製品によって異なりますが、リフォーム費用は60万～120万円が目安です。

◆ ハウステック
キッチンスペースに合わせて自由にレイアウト･カスタマイズできるのが特徴です。ワークトップはもちろん、キャビネット本体や収納扉などのデザインを細かく指定できるため、オリジナリティあふれるキッチンに仕上がります。特に人気は主力商品の「カナリエ」で、カウンターの高さを1cm単位で指定できるなど、他社製品にはない魅力があります。リフォーム費用は40万～70万円が目安です。